コミティア126の備忘録

コミティア127がいよいよ今週末開催に迫っていますね。
なんだか色々あってまとめられてなかった11月のコミティア126の感想をここらでやっておきたいと思います(遅すぎる)
まあ、ほら、なんだ。
次回に向けての復習も兼ねてってことでいいじゃないですか(?)
11月の新刊は続き物も多かったしさ。
はい、それでは。
今回もコミティア126の作品で面白かった作品及びサークルを備忘録的にまとめていきますよー。
まずは一覧。
[作品名/作者(サークル名)]となっています。
それぞれクリックすると個々の紹介に直接飛びますよ。
■番外編:関西コミティア54の良かった作品

コミティア126の良かった作品たち

■偶像は愛する人のために Vol.1/あむぱか(おでんランチ)
2018021101

アイドルに求められるものは時代と主に移り変わるもの。
この作品の世界では、なんとアイドルが好きな人を公言するのが当たり前。
アイドルはもはや「みんなもの」ではなくなり、特定の誰かへの恋心を応援するのがトレンド。
そんなアイドル像が受け入れられず、旧世代のレッテルを貼られてしまう主人公。
ある日、昔のアイドルもものんの貴重なライブビデオを入手しますが、同じくもものんオタクを名乗る少女に付きまとわれ、なぜか一緒にその映像を見ることに。
ライブ映像を見ながら2人はアイドル像について議論を交わし、少女は大きな決意をします……
あむぱか先生の作品では珍しく、ラブコメ要素はほぼなし。
しかし本作のテーマである「好きな人を想う人の輝きはいかに美しいか」は、これまで数々の想い合う人たちの輝きを描いてきた、あむぱか作品のテイストに連なるものになっています。
ちよのんの将来に輝きあれ。
あとやっぱりちょっとラブコメもほしい。
Boothの通販はこちらから
https://booth.pm/ja/items/1126264

■完全無欠のハッピーエンド 前編/ウミノ(わくらば)
2018021102

封印された悪魔と、悪魔と契約した妾の娘のお話、前編。
正室から冷遇される、王の妾の子、ノエル。
ある日、ノエルは持ち前の聡明さと好奇心で、封じられた悪魔を探し出します。
悪魔のシュトリは恵まれない境遇のノエルの弱みにつけ込み、魂を差し出させようとするのですが……
んああーーーー続きが気になる!!!
とにかく主人公のノエルが、もう光の化身かよってくらい強いんですね。
これまでの作品の例にもれず、ウミノさんの描く女性は本当にかっこいい。
シュトリ悪魔がふと見せた表情から、不思議な契約を結ぶことで逆に救いをもたらそうとする側室のお姫様。
しまいには悪魔を「お姉さま」と呼んで慕ってくる。
どうにもうまくいかない悪魔のシュトリは果たして何を想うのか。
タイトルからも約束された「完全無欠のハッピーエンド」
後編が本当に楽しみです。

■MUQ 1/背川昇(キセガワ上流)
2018021103

正体を隠して戦う魔法少女は、男の娘……?
主人公のは、同級生の魔法少女オタク・陽平同性でありながら魅かれる男の子。
ある日そんな彼を思い浮かべながらなのか、魔法少女コスプレをひそかに楽しんでいたところ、突如現れたバクのような生き物に「夢の姿」に変身させられ、念願の魔法少女になってしまう。
そして街に現れるクリーチャー「夢朽」と戦う羽目に……
初の商業作品「キャッチャーインザライム」も完結した背川昇先生の新作は、BL×TS×魔法少女vsクリーチャーという濃厚な一作。
これらの要素を「ごった煮にして味も整えないまま描いて出来上がった産物」(あとがきより)とのことでしたけど、いやこれめっちゃ面白い。
謎の力で変身させられて、あこがれの彼に正体を隠しながらよくわからない敵と戦う。
言ってしまえば話の展開は古典的な魔法少女ものなんですけど、ここにTSとBL要素が絡んでくる新鮮味。
ボクらは魔法少年のような濃い味になるかと思いきや、そこは爽やかな読み口に(俺の中で)定評のある背川昇先生。
どちらかといえば青春物としての甘酢っぽさをもった、清涼感のある作品に仕上がってます。
あとがきでは「続きは描くかどうかわからない…」とのことでしたけど、絶対に続きが読みたい。
続編をお待ちしております。

■うそでも笑って暮らそうよ。/たいぼく(おおきめログハウス)
2018021104

この一年あまりでめちゃくちゃ流行りましたね、バーチャルYoutuber。
「Vtuberに対する思いを一度描いておきたかったので。」とあとがきに記された本作は、とある架空のVtuber2人のお話です。
ところで架空のVtuberってすごい概念だ。
コラボ企画で同室配信を始めた人気Vtuberの女性2人。
そのあまりに親密な配信は、視聴したファンにもいろいろな憶測を呼び起こし……という今となってはVtuber界隈でよく見かける光景です。
そして当の本人たちは、プライベートでも徐々に交流を深めていき……
いやもう、さすが女の感情マンガを描かせたら当代随一のたいぼくさんですよ。
このマンガは強い。
ちょっとこれを読んでしまうと、Vtuber界隈に向けるべき感情がさらに迷子になってしまうというか。
いや、もうこれ当然妄想の産物だと思うんですけど、それにしたって、え、ちょっと本当にどうしたらいいんだこれ……
Vtuberの交友に熱い目線を向けがちな方々に対する劇薬のようなマンガです。
助けてくれ。

■しょうもな日記/ナクヤムパンリエッタ
2018021105

どうしたらこのネタでここまで面白いマンガにできるんだ……
おしっこを漏らした話とカードゲームをした話とお酒を飲んでおしっこを漏らした話が収録された短編集?
なのか?
ページをめくってみれば早速訪れるナクヤム空間。
ものすっごいカオスで、ゲラゲラ笑いながら読めるんですけど、読み終えてみればなんとなくもの寂しい。
単なるギャグではなく、ヒリヒリするようなライブ感があるというか。
言葉でこの面白さを説明するのが本当に難しい。
未体験の人にはまずは読んでほしい。
そうな、この人のマンガはもはや体験だ。
電子で読めるBOOTHはこちら。
https://rgqazqki.booth.pm/items/1120307

■脳姉妹/ペル(PELL)
2018021106

今回読んだ中でずば抜けてぶっとんでた作品。
優等生の妹・智花と、落ちこぼれギャルで両親からも疎まれる姉・綾。
でも二人はとっても仲良し。
そんなある日、脳みそのしわが多い人の方が賢いという話を聞いた妹の智花。
大好きな姉がバカにされないように、夜な夜な綾の頭を切り開いて脳みそのしわを増やし始めます。
綾は見る見るうちにまじめになり、成績もアップ(なぜ?)
それどころか類稀な天才になった綾は世界中に評価されます(なぜ??)
しかしそのあまりの変貌ぶりに、綾のギャル仲間だった陽子は不信感を抱き始め……
え、なんだかハッピーエンドな雰囲気で終わってるけど、いいのか?途中で人が死んでいるが??
ハートフルな結末にも見えるし、そこに至るまでの顛末を考えればかなりえげつないサイコにも見えてしまうし……
でもこういうの大好き。

■ファイアーメイジ/模造クリスタル
2018021107
う、うわー!スペクトラルウィザードの新作だ!!
作者の模造クリスタル先生といえば「金魚王国の崩壊」をはじめとして、可愛い絵柄でなんとも無常感漂う独特な作風が魅力。
なかでもこのスペクトラルウィーザードシリーズは大好きな作品なんですよ。
めっちゃ強い魔女であるスペクトラルウィザードが、騎士団の追っ手をなんとなくかわしながらも、生きる意味を見出せずに鬱々と暮らすという作品なんですけども、これがもう読んでてたいそう切ない。
これまでのお話は単行本でも発売されているんですが、今作はその正当な続編。
単行本のリンクも貼っておきますね。

スペクトラルウィザード
イースト・プレス (2017-08-31)
今回の主人公は初登場のウィザード見習・ファイアーメイジ。
いやもう続きが読めるってだけど超うれしいし、しかもこのラストがまた超絶面白そうなヒキで終わってるんですよね……
うぎゃー早く続きが読みたいいいいい

■サンダーボルト5/タオルまるめちゃお(アッパーカット)
2018021108

誰かのヒーローになりたかった少女の物語、完結。
見本誌コーナーで1巻を読んだ時の衝撃から早2年。
いやーここまで追いかけてきて本当に良かった。
このシリーズは思い入れが深いんで、ちょっと長々と感想書きますね。
本編がどんなお話か気になる人は、タオまるさんのFANBOXに再販情報が乗るのを首を長くして待つといいよ。
https://www.pixiv.net/fanbox/creator/2036738
このシリーズには、これまでいろんな悪い奴が出てきました。
主人公のみっこはそれらと対峙し、時にひるみながら成敗してきました。
ちょっと情けない、でも勇敢なヒーローの成長物語だったんですよ、途中までは。
4巻と続く今回の最終巻では、その空気は一変。
ただの女の子ではまず歯が立たない、それでも倒さなくてはならない相手が現れます。
政治、金、警察、あまりに巨大な悪意。
DB初期のクリリンがいきなりセル完全体と戦うみたいなもんです。
いくら勇敢でも、どれだけ鍛えて装備をそろえたとしても、一人の女の子ができることには限界がある。
そしてみっこはあまりにも大きな挫折を味わうことになります。
けど、なんだかとんでもないところまで来てしまっていたけれど。
改めて振り返ってみれば、みっこのこれまでの活動は、たった一度の勇気が出せなかった後悔から始まっていたんですよね。
一巻冒頭の、幼馴染のけんちゃんとの再会シーンと、昔の思い出。
今回の終盤の、あの時を彷彿とさせるシーンにそれは凝縮されていて、読みながら彼女と同じように嗚咽してしまった。
みっこにとってのヒーローって何だったのか?
彼女は誰のヒーローになりたかったのか?
誰のヒーローになることができたのか?
誰かが誰かのヒーローになるってのはどういうことなのか?
ああ、ヒーローものって面白いなあと、最後にはシンプルにそんな感想が浮かびました。
お疲れ様、みっこ。
そして、タオまる先生、本当にお疲れさまでした。
新作もタオまるマンガ3も楽しみにしてます。

番外編:関西コミティア54の良かった作品

■ソウルヴァイオレット/図波畔
2018021109
ここで特別編。
1月に開催された関西コミティア54から1冊ご紹介します。
自分が直接出向いたわけではなく、友人が仕事で行くっていうんでお願いして買ってきてもらったんですが……
で、本作ですが、まずは以下の作者ツイートのサンプルを見てほしい。

作者の方の前情報は一切なかったんですが、これがたまたまTLに流れてきて、即座に友人に「頼みがある」と連絡を入れました。
この導入でもうググっとひかれちゃう。
ネタバレになるんで詳細は伏せますが、ヒーロー側の正体が一切わからないまま敵側視点で話は進み、最後にすごいカタルシスが。
ニチアサの新ヒーロー第一話でやられたらこれ最高では?
とにかくページをめくるたびにまったく次の展開が読めず、最後まで緊迫感があってめちゃくちゃ面白かった。
これが初のオリジナル同人誌とのことでしたけど、マジかよ!
今後の作品にも期待大ですよ。

今回も楽しかったです

というわけで今回も楽しかったです。
もはや前回か。
改めて次の日曜日はもう2月ティアなわけです。
そういやまだティアマガ買ってないや。
大体例年2月は冬コミ直後なのもあって、サークル数少なめのまったり進行なはずなんですけど、

4100!!
なんだかコミティアの参加サークル数どんどん増えてません?
ツイッターを始め、SNSで個人が自由に創作マンガを公開できるようになっているにもかかわらず、こうしたオフラインのイベントがどんどん勢いを増しているってのは、素直にうれしいことですね。
それではまた次のコミティア感想でお会いしましょう。

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