コミティア125の備忘録

コミティアが好きだー!
前回の124感想まとめはえらい時間かかりましたけど、その反動か今回は開催から1週間で書きましたよ。
なにせ8月のティアはサークル数少なくて例年平和なんでね。
そのはずだったんですけどね。

なんか下手したら5月ティア(年間で一番規模が大きい)より買ってる気がするんだが??
いやいや、これは今回良作が多かったということだ。
さて、というわけで。
今回もコミティア125の作品で面白かった作品及びサークルを備忘録的にまとめていきますよー。
まずは一覧。
[作品名/作者(サークル名)]となっています。
それぞれクリックすると個々の紹介に直接飛びますよ。
■イラスト集・その他

コミティア124の良かった作品たち-マンガ編-

■妻への旅路/ウミノサナナ(わくらば)
20180826012018082602
電子で読めるBOOTH販売はこちら。
https://umino-kujira.booth.pm/
筆者曰く「元々、ハーレム物が嫌いだったので『自分が許せるハーレム物を描いてみよう!』」ということで描かれた作品。
昨今のファンタジー物ではもはやおなじみとなった、主人公の勇者以外全員女性パーティのハーレムもの。
では勇者が正ヒロインと結ばれた後、さらに年月を重ねた先には、どんな物語があるのか?を綴った一作です。
宿敵である魔王を討伐し、勇者ジルはパーティメンバーの一人、癒術師のアミと結ばれます。
それから30年の時が経ち、アミを亡くしたジルは「私の秘密を見つけて」という遺言に従い、かつての仲間でありアミに敗れたヒロインたち3人の下を訪れます。
そうして紐解かれた、仲間たちそれぞれの想い、そしてアミの秘密とは・・・
こうしてあらすじを書きながら涙を流しておるわけですけれども、それくらい圧巻の1冊でした。
もうね、登場するかつての仲間たち、元ヒロインたちが、とにかく全員かっこいい。
いわゆる王道ファンタジーは、基本的には魔王を倒すという大きな目標があり、その道中での様々な出来事、人間関係でのドラマが中心。
でも、登場人物が道中で抱く想いには、旅が終わった後まで続くものも、きっとある。
リアルタイムでは語られない、普通であればアフターストーリーになる部分にも大きなドラマがあってもいいじゃないか。
いや、むしろ、そこまで重ねた年月があるからこそ、紡がれるものがある。
ハーレム物のその先にある物語のなんと美しいことか。
アミがどれだけパーティから愛され、どれだけ勇者ジルを愛していたのか。
読了後に改めて表紙を見返すと、さらにこみあげてくるものがあります。

■アンドロイドアンダンテ/安中(emptyfool)
2018082603
アリスブックスでの通販はこちら。
http://alice-books.com/item/show/3970-14
辺境に暮らす天才音楽家のキース・ウェディと、彼に従事するアンドロイド・ラディニア。
ある日、二人の下に突然の客が現れる。
応対したラディニアはキースに言われるがままに部屋へと迎え入れるが、突然の発砲音と共にキースは倒れ、ラディニアもまたその客によって機能停止されてしまう。
そこから物語はキースとラディニアの過去に遡り…
いやー、これもまた圧巻の一冊でした。
唐突で理解できない発砲シーンから、そこに至るまでの過去の話が断片的に描かれ、そしてまた冒頭に戻った時に全てが明らかになる。
驚くべき構成と、あまりに切ないラストシーンに、読後は思わず呆けてしまった。
アンドロイドとは、人間とは、その境界とは。
どこまでも人間に近づいた姿形と高度なAIをもつソレは、果たして人間と何が違うというのだろうか?
アトムの頃からのSFテーマの一つですが、こんな未来もそう遠くないのかもしれません。

■サンダーボルト4/タオルまるめちゃお(アッパーカット)
2018082604
今回は今のところ通販がなさそうなのでとりあえずFANBOX貼っときます。
https://www.pixiv.net/fanbox/creator/2036738
待望の4巻。
次巻最終回!という引きだった前巻ですが、終わらなかった!
このあとさらに後編をもって完結とのこと。
というわけで、ヒーローに憧れながらもがき苦しむ主人公、みっこのお話もいよいよクライマックス。
みっこって本当に本当のヒーローなわけじゃなく「ヒーローにあこがれる」女子高生っていうのがポイントで、傍から見たら単に暗くて危なっかしいやつなんですよね。
今までもかなり(社会的な意味で)アブナイ連中と対峙してきたみっこが、いよいよ本当に危険な人物を敵に据えてしまった。
しかも今回は相手がみっこを、サンダーボルトを危険因子として認識しているという状況。
みっこを応援したい気持ちもあれば、これ以上危険な目に遭ってほしくないという交番の加藤さんと同じ気持ちもあり。
作者あとがきにあるように、最終巻が恐ろしくも楽しみです。

■白紙の怪物たち 他/藤近小梅(梅は小さく)
20180826052018082606
BOOTHでの通販はこちら。
https://koumehh.booth.pm/
奴隷として扱われ、自由を知らなかった巨人族(トロール)の少年、ロウ。
無知な箱入りお嬢様のようでその正体は神話の怪物であるヨルムンガンドの依り代、ヤヤコ。
世間からは怪物として扱われる二人が、全知をもたらす宝、オーディンの瞳を求めて旅するファンタジーです。
周囲から危険視され、理解されない怪物だったとしても、ただ知らないことを知りたいだけ。
それだけのささやかな望みのために、二人は旅を続けます。
どこまでも(色んな意味で)危なっかしいヤヤコと、ぶっきらぼうでお節介焼きのロウのコンビがどこまでも愛おしい。
うーん早く続きが読みたい。
作者の藤近小梅さんといえば近頃ツイッターでも話題になった「好きな子がめがねを忘れた」

んもうっ、面白可愛い。
こちらもティアでの既刊で、今回併せて購入しました。
あまりにも好きな作風だったので、以前商業連載されていたペーパーブレイバーも読みましたよこちらも面白可愛いので是非是非。
僕は不憫な子が大好きなので八兵衛ちゃんが愛おしくてしょうがない。

ペーパーブレイバー 1 (少年チャンピオン・コミックス)
秋田書店 (2014-03-12)
売り上げランキング: 131,438

■「芥」act.01 テーマ:絶滅/つる芦藻・織田たみ・夕陽郎(羊々工社)
20180826072018082608
「絶滅」がテーマの合同誌。
純粋な人間は絶滅し、「蓮人間」が穏やかな暮らしをつづける地球。
浸食されるとシンプルな顔になってしまう恐ろしい(?)ふかふかと戦う人々。
なぜかフレンドパークさながらのとんでもないダーツを投げる羽目になった、なぜか美少女(巨乳)のニーチェ?
SFチックな良作短編集でした。
それにしても装丁がオシャレ!
裏表紙や奥付は特に凝っていて、雑誌の雰囲気そのもの。
「季刊」と書いてあるので、年4回のコミティアで毎回発行していくイメージでしょうか?
今回が記念すべきact.01ということで、今後にも期待大です。

■仙人すろーらいふ/雨宮もえ(雨と声)
2018082609201808261020180826112018082612
通販各所

ついったのTLに流れてきた表紙がワーオ好き好き好きーとなって購入。
今回の新刊が4巻とのことで1巻からまとめて読みました。
渋谷に住む二人の姉妹、祖母、そして亡き父に代わり仕事で留守がちな母。
そんな一家に祖母ヨシエの友人を名乗る仙人・ビンとその弟子・道(タオ)が突如現れ、少し不思議な日常が始まります。
とても優しいタッチでファンタジックな日常が描かれるお話で、特に3巻で描かれた渋谷の水脈に関する話が非常に面白かった。
今でこそ都会の象徴である渋谷が、かつてはいくつもの川が流れ込む「谷底の街」であったことを活かして、今と過去を行き来しながら冒険していく様は、読んでいてとてもワクワクする。
そして、仙人のビンちゃん(とても美人)にうっかり惹かれそうになる長女・一夏ちゃんや、天真爛漫な一方でしっかり者の姉と比べられることに悩む次女・佑生ちゃんがずっと可愛い。
ずっと続いてほしい、けどきっとそうもいかないんだろうなーという雰囲気も感じてしまう、温かい作品でした。

■となりのバカと続く嘘 つきあいたてのふたりのなやみ/あむぱか(おでんランチ)
2018082613
通販各所

商業連載もされた「となりのバカと続く嘘」の、完結後のアフターストーリー。
紆余曲折を経て付き合い始めた大志くんと悠里ちゃんの、ちょっとしたお悩みの話です。
なんだ、なんていうか、ええい、もうあれか、これが爆発しろって感情か。
付き合い始める前からちゅっちゅし続けてきた二人だからこそのお悩み話なんですが、ええいもう知るかよこいつらよぉぉ!!!!
と激しく突っ込まざるを得ない、濃厚なイチャイチャを見せつけられて感情が振り切ってしまい、無になります。
しかしあれだよね。
ひたすらキスをねだり続ける悠里ちゃん。
こんなこと言うのもあれだけど、ちょっとエロいよね。
たぶんこれからいろいろ大変そうだけど、頑張れ大志くん。

■ねこ兵器/没(bossanism)
2018082614
電子で読めるBOOTHはこちら。
https://bossanism.booth.pm/items/971105
人類は核兵器を完全放棄し、猫の脳波で動くパワードスーツ「フレイヤ」での試合が、国家間の戦争の代替となっていた。
万年金欠のフリーター・木天リョウは、フレイヤの研究開発現場で働く姉に、その猫に好かれる体質を見込まれて一緒に働くことを提案。
しかしリョウは同時に、極度の猫嫌いでもあったのだ…
もう世界設定からしてあまりにもばかばかしくて最高なんですけど、徐々に始まっていくお約束な展開からのまさかのオチ。
没さんの猫マンガシリーズはどれも最高なんですけど、第三弾の今回は特にケラケラ笑いながら楽しませてもらいました。
そしてティア124の感想でも書いたけど没さんといえばバニ学こと「私立!星乙女学園バニーガール学科」をよろしくな!
まだまだゴリ推すよ!!
作者様サイト: http://bossanism.com/hosiotome.html
ニコニコ静画: http://seiga.nicovideo.jp/comic/354440

■M1/ネルノダイスキ
2018082615
M1っていっても年末のじゃないです。
あれ、今は年末開催じゃないんだっけ?
F1が廃れた世界。
代わりに席巻しているのは、なぜか巨大化したマイマイカブリに跨って競われる白熱のレース。
こんなにも迫力あるマイマイカブリのデッドヒートを見たことがあるか?
というか、そもそもマンガでマイマイカブリ見たことある?
終始訳が分からないが、とにかくものすごいマイマイカブリたちの激走を眺められる奇妙な一冊。
オチがかわいい。

■沖縄に夜の魚/たいぼく(おおきめログハウス)
2018082616
通販各所

沖縄旅行記 Side T(たいぼく)(後述)
先輩と後輩による沖縄観光は、ちゃんとしたプランもなく行き当たりばったりながらも、楽しいものでした。
たいぼくさんの過去作、「ブルーモメントの娘たち」を読んだことのある身としてはどうにも刺さりすぎるところのある一冊。
だって、だって、後輩ちゃんが、琥珀ちゃんが出てくるんだよ。
「名前覚えててくれたんですね」って。
そう、これはまた違う世界での「ブルーモメント」…
かと思いきや。
中盤に突如挟まれる異空間。
デカくなるフォント、太くなる線、首から上だけの表現になる登場人物。
その正体は…

■沖縄ァオオアン!!/ナクヤムパンリエッタ
2018082617
電子で読めるBOOTHはこちら。
https://rgqazqki.booth.pm/
「平成最後の夏、夢、狂気、クソ漏らし。」(裏表紙より)
沖縄旅行記 Side N(ナクヤムパンリエッタ)
そう、これはたいぼくさんとナクヤムさんの沖縄旅の模様でもあったのです(ただし現地で雑に合流)
こちらはナクヤムさんサイドのお話。
独特すぎる感覚と表現でインターネットを暴れ散らかすナクヤムさんの沖縄旅は、それはそれはまた壮絶。
この世界観と勢い、考えるな、感じろ。
実はお二人の沖縄旅行の模様は当時ツイッターでもやり取りが繰り広げられていたのをリアルタイムで自分も見てケラケラ笑っており、それがこうしてそれぞれの形でマンガになっているのがまず面白く。
そして名作と名高い「ブルーモメント」のifストーリーたりえた「夜の魚」の世界観を、数ページ現れただけでかるーくぶち壊していくナクヤムさんの怪演(ほとんど実話らしいが)が、滑稽を超えて爽快感すらある。
リアルタイムな出来事を扱った同人誌ならではのこの面白さ、是非2冊揃えて読みたい。

コミティア124の良かった作品たち-イラスト・その他編-

■soymilkシリーズ/eikoh
2018082618201808261920180826202018082621
通販はこちらから。
https://momongamans.booth.pm/
場内をふらふら歩いていたらポスターが目に入り「こいつぁただ事でない予感がするよ」と思って買ったイラスト集。
いざ本を開いてみるとこりゃあなんだ実際とんでもなかった!
子どもたちがメインのイラスト集なんですけどね。
ページをめくりながら動悸がするくらいの、描かれた子たちのものすごい存在感。
別にやましいことなんて全然ない、可愛いイラストばっかりなんですけどね、なんなんでしょうねこの背徳感は。
誤解を恐れずに叫ぶなら、この方ド変態です!!!
最高の変態だ!!!!
だって、一冊目なんて表紙からして女の子の絵がメインだと思うじゃないですか?
どっこい、半分以上が高級子供服のめちゃくちゃ緻密な模写。
なんだ、なんなんだこの本は?!!?!
あまりの描き込みに見てて息が荒くなりますよこんなの…
以降の2~4巻は人物画がメインになるものの、やはり恐ろしいまでの観察眼と画力で、もうとにかくクラクラします。
圧巻のイラスト集でありました。

今回も楽しかったです

というわけで今回も楽しかったです。

次のティアはゆっくり回りたいなーとか。
夏は基本的に穏やかだしねー。

とか前回の感想で書いたんですけどね。
まあ確かにゆっくり周れましたけど、その分収穫も多かったというか。

なんならまだ実は感想書き足りてないやつもあったりして…
もし余力があったら今回に関しては第二弾書くかもしれません。
いや、書かないかもしれません(どっちだ)
それではまた次のコミティア感想でお会いしましょう。

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