映像研2巻感想「アニメーション万歳」

ボーっとしている間になんとなく始めたこのブログも開設から1年が経ちました。
早いもんですね。
月に数回更新があるかないかののんびりしたブログですが、これからも変わらずまったりやっていきますので今後ともよろしくお願いします。

さてさて本題ですよー。
2017年に自分が一番注目している作品であるところの「映像研には手を出すな!」待望の2巻が発売されました。
映像研には手を出すな! 2 (ビッグコミックス)
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1巻を読んだ時のなんだかほとばしっている感想記事はこちら。
「映像研には手を出すな!」に今すぐ手を出せ!
記事を読んでもらえばわかるとおり、1巻読んだ時も興奮が止まらなかったんだけど、この2巻もすっげえよ。
読み終わった時に感動してちょっと泣いちゃったよ。
このマンガはクリエーター心にあふれかえっておる!

金森氏が最高なんです

1巻では浅草、金森、水崎の三人娘が集まって映像研が発足するまでが描かれ、この2巻ではいよいよ本格的にアニメーション制作に取り組むこととなります。
冒頭で生徒会が金森氏に依頼を告げるシーンが実にクール。
本当にこいつら高校生かよ。
特に生徒会の貫禄なんなんだ。
2017091300
高校生が部活動の話をしています
さて、生徒会を経由してロボット研からの依頼でアニメを作り始めた三人娘。
それぞれのポテンシャルをいかんなく発揮し始めます。
2巻の裏表紙にも記載されている通り、

監督:浅草みどり
アニメーション:水崎ツバメ
プロデューサー:金森さやか

と、この三人はそれぞれアニメ制作における役割が明確です。

中でも自分の一番のお気に入りはプロデューサーの金森さやか。
2巻でもその有能さはばっちり発揮されています。
開始早々に遅れ気味な進捗について、パソコンがあれば効率が上がると聞くやいなや。
学校内を駆け回ってあっという間に、しかも格安で手に入れてしまいます。
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この行動力ですよ。
ド有能。
でも金森氏の本領はこうした事務面ではありません。
自由奔放なクリエーターたちを見事にコントロールするモチベーターとしての有能ぶりがホンッッットに素敵。
浅草氏がロボットアニメのリアリティとフィクションの間で迷宮入りして「ロボアニメは、やめよう!!」などと言い始めれば、この一喝。
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このクリエーターの力を発揮させ、かつ適切にディレクションする能力の高さよ。
好き。
このマンガの面白いところって、プロデューサーである金森氏の存在感が大きいところだと思っていて。
つまり「絵がうまい」「お話が考えられる」だけではアニメは作れないっていうのをすげーちゃんとやってる。
実際に手を動かす人と、それをサポートする人の適切な役割分担、チームワークがいかに大事かという。
いやーモノづくりかくあるべしですよ。
あ、あとね、あとね。
この巻は浅草氏が暗いところ怖い可愛い回とか三人娘のお風呂(ただし驚異の色気のなさ)とかあるんですけど、個人的ベスト(女の子描写的に)グッとくるポイントはズバリここです。
ラーメン食べるのに髪をまとめる金森氏。
2017091306
このシーンの色気すごくないですか?
え、大丈夫かな。
これ絶対他にも理解者いると思うんだけど。
というか金森氏はこのマンガのお色気担当だと思ってますが間違ってないですよね?
ねえ?(同意を求める視線)

アニメーションすることへの熱量

ちょっと本編から脱線しますが、自分は実写・アニメ問わず映像作品における音楽をめちゃくちゃ重要視していまして。
ただ単にいい曲かどうかというだけではなく、「いい曲なのに観ている間は全く気にならない」、つまり違和感なくその時の映像に寄り添っているBGMが最高だという持論があります。
BGMが変に目立ったり、場面にそぐわないものが流れることで、妙に「気になって」しまってはどんなに映像が素晴らしくても台無しです。
自然なBGMが流れることでアニメーションを引き立てる演出が成功している作品は、それだけでも名作だと思うんですね。
さらにそこに最高のアニメーションがあれば間違いのない傑作です。
つまり、メイドインアビスのアニメはその辺り最高だからマジで観ようということです(結局それか)
・・・脱線が過ぎましたね。
いや、これ、映像研にもちゃんと関係した話題でして。
2巻でも映像における「音」について触れられるシーンがあります。
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ロボットの作画に躍動感の面で納得がいかない水崎氏。
「とりあえず音をつけてみよう」といって効果音とともに下書きを鑑賞してみると、なんとそれだけでも躍動感が加わって「これも技法だ」「作画の労力を減らせる」と三人娘は唸ります。
しかし水崎氏はやはりアニメーターとして動画には力を入れたい。
ここからいかに「動き」にこだわるべきかの議論になるんですが、水崎氏がたっぷり8ページかけて語るアニメーションへの想いがもうね、「あぁ、すっげえわかるよ!そうだよそうなんだよな!!」って感じで激烈にアツい。
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「私は私を救わなくちゃいけないんだ」
アニメーションってやっぱ動いてなんぼで、動きの演技で魅せてこそのアニメなわけで、っていうことをこうも熱量たっぷりに語られたらアニメ好きはもう無言で涙流しながら親指立てるしかないわけですよ。
そしてこのセリフを経てからのラストの上映会のシーン。
これがまた最高に粋ってやつでして。
マンガなのにアニメーションで盛り上がれる素晴らしい演出ぶり。
脳汁ドパドパ出ますよ。
水崎氏かっこいいぜ!
いやー2巻も堪能させていただきました。
1巻時点でも圧倒的だったのに全く衰えないどころかさらに勢いを増す創造の熱量。
是非このまま駆け抜け続けていただきたい。
アニメーション万歳!
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