2016年の印象的だったマンガまとめ

あけましておめでとうございます!
三日坊主がどうとか言って始めたこのブログも開設してから4か月たちました。
早いものですね。
しかしマンガのブログとして始めたにもかかわらずアニメ映画の話ばっかりしてきたわけですが、ここいらで襟を正して2016年読んだマンガの中でも特に印象深かったものをいろいろとご紹介していきたいと思います。
本当は年内には書き上げるつもりだったのにな・・・
さあさあ、さっそく始めましょう。
ある程度ジャンルごとにまとめてご紹介していきます。


■さよなら私のクラマー/新川直司
僕らの恩田希が帰ってきた!!
多分今まで読んだ中でも一番目から水分を垂れ流したマンガこと四月は君の嘘完結後、新川先生の新連載がどんなものになるか非常に楽しみに待っていたところ、やってきたのはまさかのさよならフットボールに続くサッカーマンガでした。
しかも今度の舞台は今や日本を代表するスポーツ競技の一つとなった女子サッカー。
高校生になった恩田希をはじめ、魅力的なキャラがわんさか登場していて、単行本1巻にしてすでにもう名作の予感がプンプンしております。
キャラクターの動かし方には定評のある新川直司先生なのでこれからが大変楽しみです。

■夕空のクライフイズム/手原和憲
こちらもサッカーマンガですがさよなら私のクラマーと比べてしまうとぶっちゃけものすごい地味。
ですが自分みたいな地味マンガ大好き人間的にはドツボでしてね。
とにかく作者のサッカーオタぶりが全力で詰め込まれ、気持ちいいくらいそのまま駆け抜けたクライフ礼賛マンガ。
しかもただのサッカーマンガにとどまらず、前作ミルで魅せたその丁寧な人間模様の描写はこちらでも健在。
サッカーマンガなのに「アツい」というよりはなんだか「あったかい」マンガです。
今年無事に完結。

■あさひなぐ/こざき亜衣
これぞ部活マンガ!
個人的にあさひなぐはスポーツマンガというよりも部活マンガといったほうがしっくりくるんですよね。
顧問の理不尽さ、上下関係、強制的に訪れる引退、チームそして個人の成績。
そういったいわゆる部活動ならではの人間関係と競技への姿勢みたいなものがガッと濃縮された空気感が本当に素晴らしい。
最大のハイライトだった旭と一堂寧々の試合も決着して、いよいよ新展開。
ここまで偽りなしにずーっと面白いのでこのペースで突き進んでほしい。

■背すじをピン!と/横田卓馬
アツい!激アツだぜ!
今ジャンプのスポーツマンガは結構マイナーものが多いわけですけど、なかでも競技ダンスはなかなかチャレンジングな題材かなと思ってました。
正直なところ連載が始まってしばらくは「こんなまったりな調子でジャンプ的に大丈夫かな?いや、俺は面白いんだけどさ」みたいな状態が続いてて不安だったんですが、この一年での盛り上がりときたら!
やっぱ素材が地味とかそういうことじゃないんだ。
素材の味を最大限に活かすのがマンガ家の腕の見せ所なんだなってのをまじまじと見せつけられた。
特に最新刊のスタンダード決勝は実に心躍ったんだよ。ダンスマンガだけに!(うまい)
現在連載中のラテン決勝もまた大きな盛り上がりを見せているところなので、ひきつづき目が離せません。

■メイドインアビス/つくしあきひと
少年少女がわくわく穴に挑む冒険ファンタジーもついに5巻。
もうこのブログではさんざん褒めちぎっているので今更説明不要だとは思いますが、それにしても2016年は単行本が2冊も出るしアニメ化発表されるしですごかったですね。
ついにもう人としては帰ってこられない深界六層への突入が目前となり、今まで以上にシリアス度が高まっていますが、そろそろナナチふわふわ回という名の癒しがほしい。

■アリスと蔵六/今井哲也
何でもできる何者でもなかった少女と、花売りとなった確固たる何かである頑固おやじとの、出会いと別れの物語。
いやぁもうどんどん面白くなっててすごいよね!
最新刊の一条さんのかっこよさにはもう惚れるしかない。
紗名ちゃんの成長とともに広がる世界と、わくわくに満ちたSF展開。
これは間違いなく傑作になる。
今年の放送が決定しているアニメも楽しみですね。

■冒険王ビィト/三条陸、稲田浩司
新刊が出たことがそれだけでめちゃくちゃうれしいのに、しかも内容が最高に面白いってもう本当にありがとうございます!
最新刊の何がすごかったって、10年のブランクを感じさせない作画とストーリーの勢い。
「俺たちはこういう展開が読みたかったんや・・・!」っていう10年越しの高まりに高まった期待を見事に超えてきてくれたのが本当にうれしくて。
なんなら2016年まで生きててよかったって思ったもの。
何年かかってもいいから生きている間に無事完結してほしい・・・!

■スピリットサークル/水上悟志
今年完結したと聞いて衝動的に全巻一気読み→うおおぉぉーー!!ってなったマンガ。
前作の惑星のさみだれと比べて世界観は壮大ながらも、登場人物の数が限られているのでとてもコンパクトなストーリーだった印象。
それでも筋がシンプルにまとまっているからこそ、キャラクターの魅力がとても深堀されていてとても心に残るいい作品だった。
最終話を読んだ今、風太と鉱子の二人が愛おしくてしょうがない。
輪廻転生モノだからってわけじゃないけど、ふとした時に二人に会いたくなって何度でも繰り返し読みたくなる名作。

■辺獄のシュヴェスタ/竹良実
舞台は中世ヨーロッパ。
魔女狩り時代のドイツをベースに、家族を奪われた復讐心に燃える一人の少女とその仲間たちが、とある秘密を持った修道院のシスターたちに抗い続ける様を描いた、作者曰く不屈の執念バトルマンガ。
登場人物はほとんど女の子なのに全くキャッキャウフフ感がない手に汗握るシビアなサバイバル展開が実にしびれる。
ゴールデンカムイが明るい破天荒マンガだとすれば、こちらはめちゃくちゃドロドロ陰険な破天荒マンガ。
面白さのベクトルの長さは一緒だけど向きは真反対なイメージ。
よく体育祭は女子だけの競技の方が怖いっていうけど、いうなればそんな感じです(雑)
ギリギリまでどうなるのか読めない展開の数々は純粋に読んでてワクワクします。

■終電ちゃん/藤本正二
俺も終電ちゃんに怒鳴られたい・・・!
絵柄とタイトルからよくある擬人化ネタの萌えマンガか?と思いきやとんでもない!
姉御肌の中央線の終電ちゃんを中心に描かれる、都会ならではの終電をめぐる人間模様。
あたたかな現代の人間ドラマがここにあります。
もともとコミティアで頒布されていた同タイトルを読んでいたので、商業誌デビューの時は驚いたのなんのって。

■こども・おとな/福島鉄平
かつて地味であまりにもジャンプ向きじゃないけど好きな人には大直撃してしまった不遇の名作サムライうさぎを連載していた福島鉄平先生がヤンジャンでその才能を爆発させたのがこちら。
ハートウォーミングなんだけどほんのりビターなおはなし×ポップで可愛い絵柄の破壊力たるや。
サムライうさぎ時代は多用していたモノローグ表現は最小限にとどまり、その反対にコマ割りとキャラクターの動きが複雑な心情を実に雄弁に語ってくれます。
ここ最近は短編での活躍が多いけど、ぜひとも今の福島先生が描く長編が読んでみたい。

■ヨルとネル/施川ユウキ
施川ユウキ作品では今年アニメ化もされたバーナード嬢曰くが人気急上昇中ですが、あえてこちらを。
とある事情で小人になってしまった二人の男の子が元に戻るための旅をするほんわかコメディ4コマ、かと思いきや・・・
小人ならではの視点をうまく使ったギャグと、合間合間に少しずつ差し込まれ、徐々に割合を増してくるメインストーリー。
このギャグとシリアスのバランスが絶妙で、4コマなのに世界観とキャラクターにぐぐっと引き込まれるからこそ、最後の展開におもわずぐっとなってしまう。
これは1巻でキレイにまとめたことも含めて間違いなく傑作4コママンガ。

■スペシャル/平方イコルスン
超ハイセンスなナンセンスギャグ!
劇的にクセの強いキャラたちが軽快なセリフ回しとともに送る学園もの日常マンガ。
とにかく登場人物のキャラが強いのなんのって。
だっていきなり女の子がヘルメットかぶっててしかも怪力なんだぜ?
意味わかんないでしょ?
でも読んだところで意味わかんないままだから!
そのキャラの濃さに反して大笑いを誘うタイプではなく、むしろじわじわくるタイプ。
全体的に荒唐無稽なキャラたちの破天荒な日常を楽しむマンガではあるものの、ただの突拍子もなさではなくキャラ同士の絡みから笑いが生まれているという点ですごく計算されている知的なギャグマンガ。

■つまさきおとしと私/ツナミノユウ
最終巻発売時に書いた記事はこちら
人外ラブコメ(?)「つまさきおとしと私」完結!
つまさきおとしという物騒に見えて意外と常識人な妖怪と、その妖怪を執拗な愛でもって付け回すサイコな女子中学生という危険極まりない世界観のラブコメ(?)も2016年に無事完結。
咲みたいなどう考えても危ないんだけどなぜだか愛おしくなってしまう奇跡のバランスを持ったキャラがツナミノユウ先生の真骨頂。
Cygamesが運営するWebマンガ、サイコミで連載の始まったふたりモノローグでも愛すべきヤバいキャラのあくなき偏愛は健在です。
ミンナフタログミテネ

■初恋ゾンビ/峰浪りょう
今このマンガがサンデー連載陣の中で一番楽しみかもしれない。
とあるきっかけで男に限りその人の初恋の人の幽霊(=初恋ゾンビ)が見えるようになってしまった省エネ主義の主人公
主人公への負い目から気にかけているうちに、だんだん違った意味で気になってきてしまった男勝りの幼馴染(巨乳)
幼少の時に主人公に初恋ゾンビが見える呪いを移されてしまった、主人公の初恋の人でありかつては両想いだった訳あり男装の幼馴染(貧乳)
なぜか主人公と会話までできてしまう、他とはちょっと異なる不思議な主人公自身の初恋ゾンビ(巨乳)
改めてこうやって主要登場人物を書き並べてみるとめちゃくちゃややこしい人間関係(しかも一部人間じゃない)なんだけど、このややこしさを全く感じさせないスムーズな話の運びと、各キャラの心情をモノローグを多用せずに表情としぐさで見事に描写して見せる手腕が素晴らしい。
そして全体的に見ても、ラブコメのサンデーの伝統を今に引き継ぐにふさわしい王道ラブコメ展開、それでいて癖のある「初恋ゾンビ」という設定を違和感なく成り立たせているこのバランス感覚がホント絶妙。
その上で女の子たちが最高にかわいいから申し分ない。先述の通り巨乳貧乳取り揃えております
「ラブコメ」というジャンルを抜きにしても、今少年マンガとしてトップクラスに面白い作品のひとつです。

■スローモーションをもう一度/加納梨衣
読みながら変な声で叫んだマンガその1。
80年代趣味を共通の秘密としながら二人きりで楽しむ高校生男女(ただし付き合ってはいない)がイチャコラするだけのマンガ。
80年代ネタの何とも言えないなつかしさ(無論直撃世代ではないのだけど)もさることながら、そのあまりのイチャコラ具合の描写に「お願いだ後生だ頼むから爆発してくれ早く!!」となること請け合いのニヤニヤ悶絶マンガ。
大滝くんと薬師丸さんが可愛すぎるんだよ・・・もうこれ以上言うことはありません。

■からかい上手の高木さん/山本崇一朗
読みながら変な声で叫んだマンガその2。
高木さんのからかいはさらにレベルを上げ、ゲッサンに掲載された未来編ではついに読者までもからかわれるというものすごい体験をさせられました。
そんな中、最新4巻では高木さんの可愛いながらもミステリアスな感じが徐々に剥がれてきており、西片への好意が全面に見えてきておりより一層ニヤニヤできるという別方面のレベルアップも。
リアルに読みながら悶絶のあまりごろごろ転がってしまった。
別にたいしたストーリーとかそういうのはいらないんです。
もうこの二人のやり取りを永遠に見ていたい。

■恋愛ラボ/宮原るり
読みながら変な声で叫んだマンガその3。
こうやって書影並べてみると絵柄変わったなー。
元々かわいらしい絵柄だったのが、圧倒的にかわいい絵に進化した。
いやーしかしとにかく最新12巻は叫んだね。
もう読みながらむずむずしちゃって「俺を今すぐ殺してくれ!!!」ってなるくらいの激烈なニヤニヤ展開。
いつまでこの何とも言えない距離感を保ち続けるんだ!と読者をヤキモキさせつづけたリコとナギだったわけだけど、実際に二人の関係性が動き出した途端の破壊力。
ここまでためにためた全ゲージ消費超必殺技の威力は伊達じゃない。
今年は最高のラブコメ力を恋愛ラボに見た。

番外編:同人誌

おまけで2つだけ、同人マンガをご紹介します。
ここ数年でコミティアという創作マンガ限定の同人誌即売会によく行くようになったんですが、行くたびに思うのがアマチュアでここまで面白いものが生まれてくるのかと!
日本のマンガコンテンツ生産力半端じゃないなと!
マンガの未来の明るさを感じます。
そんななかでも特に印象に残った2作品をご紹介。
どちらも通販購入できるので興味がある方は是非に。

■サンダーボルト/タオルまるめちゃお

コミティアってすげえな!ってなったマンガのひとつ。
ヒーローにあこがれるオタク少女が、とあるきっかけでヒーローになってしまうという、ストーリーだけ追えば王道なんだけど、主人公が女の子だったりヒーローへの変身(?)方法がめちゃくちゃ泥臭かったり挙句の果てに必殺技はなんと・・・
あれこれと変化球をぶち込みながらも実に読みごたえのある本気の少年マンガ。
これが野生で出てくるんだからたまらんよな本当に。
タオまる氏はサンダーボルト以外にもdrawrで描いてる1ページマンガ(タイトルなし)が最高に面白い。
こちらはサンダーボルトとはうってかわって、愛すべきバカ中学生男女が日々を面白おかしく過ごす日常系マンガ。
現在3シーズン目が連載中(不定期更新)で無料公開されているので是非是非。


■知らないタイプの人/肋骨凹介

個人的にはこのマンガが2016年の優勝作品。
なぜだかいろんなことを「知らないタイプの人」のその絶妙な「知らなさ」を楽しむ驚異の時間泥棒1コマコメディ。
すっとぼけた感じの会話センスが絶妙でついクスりと笑えてしまうネタが盛りだくさん。
2016年ついに完結を迎え、そのまさかのオチ作者の凹介氏すら驚いたという・・・
時間泥棒と言いつつ1コマ漫画なのですいすい読めます。
上の通りtogetterにすべてまとめられているほか、全部で200ある本編のうち100までをリメイクしてまとめた同人誌版がオンラインで買えます。
200までの完結編の同人誌は次のコミティアで頒布されそうな雰囲気。
あと凹介氏はとなりのヤングジャンプの投稿サイトあしたのヤングジャンプにもいくつか作品が掲載されています。
こちらでも変わらずとぼけた会話センスが爆発しています。

まとめのまとめ

書ききったで・・・
うへぇいっぱいレビュー書くの初めてだったから疲れたよ。
さていかがだったでしょうか?
2016年は映画の豊作ぶりが話題となりましたがマンガ作品も新作、継続連載モノともに良作が多かった年なんじゃないかと思っています。
自分の好みに相当偏りが見えますが、この記事が少しでも皆さんのマンガライフの助けになれば幸いです。

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